横手の方舟になれるか? アクト・ライズ 
(96年4月 設立までの経緯)



横手JCでは91年の新広域圏宣言以来、広域的な視点に立ったまちづくりと 活性化策に具体的に取り組んできました。
横手平鹿広域観光協議会の設立への参画、場外馬券場誘致の陳情、広域合併 の研究と運動の展開、東北青年フォーラムの開催などはよくご理解いただい ているとおりですが、地元の商業を活性化させようとする切り口からの事業 も続けられてきました。

92年3月 プラザクリエイトの大島康弘氏による起業チャンスに関する講演
92年5月 千田元横手市長の「ヨーリッパ型まちづくりに関する講演」
93年5月 東北ニチイ高尾部長による
          「横手市の広域商圏の将来性に関する講演」、
93年11月 商業先進地視察として弘前ビブレを公式訪問
94年4月 まちづくり運動推進委員会による地元商店街の現状調査
94年7月 辛口の商業コンサルタント高山先生による
  「地元商業の危機的な状況(既に死んでいる商店街)についての講演」
94年10月 商業先進地視察として上越ウイングを公式訪問

などJCとして様々な角度からの運動にとりくんできました。

95年3月には、これら一連の商業活性化運動をとりまとめた形の
「商業集積施設の検討について」という意見書を横手商工会議所へ提出して おります。この意見書は、JCとして地元商業(特に中心商店街)の振興策 について調査研究してきましたが、とりまく環境の急激な変化に対抗して既 存商店街を振興する策は非常に難しく、旧商店街に固執するよりもむしろ、 郊外(IC周辺)に形成されようとしている新しい商業地で、地元商工業者 がリードする新商業空間を作り、地元商業の育成、活性化を図るべきという 内容のものでした。

この意見書を提出してJCとしてはひと区切りをつけた形となります。
この頃担当した横手青年会議所の委員長は、
   93年広域ビジョン推進委員長熊谷邦夫君、
   94年まちづくり運動推進委員長熊谷邦夫君、
   95年地元商業活性化委員長佐藤徹君です。

JCの意見書を受けた形で任意団体として95年4月に発足した
「横手平鹿地元商業活性化研究会」では、
地元がリードするIC周辺の新商業施設の具体的なプラン作りに着手します。
このプランを
地域外大手資本の参入による地元商業の地盤沈下を防ぐ為の事業と位置づけ
残された時間は約2年間、
このまま安楽死を待つよりは、積極的に前へ出ようというスタンスで、
横手商工会議所のご指導のもと、県商政課との高度化事業の検討を重ねる傍 ら、先進商業地視察などを重ねました。

また計画地の土地利用に関しての打合会に参加し、計画を次第に具体化させ る一方、事業主体となる株式会社設立に向けての準備にあたりました。
この活性化研究会は96年3月の最終会合で締め括られ、4月には15名の発起 人のもとで(株)アクト・ライズが設立されることとなります。

時代の急激な変化に対応し、かつ地元商業の生き残りと振興を計るための共 同店舗を建設すること、
地元の商業者が協力し合うことで人間性豊かでふれあいを重要視した横手型 商業を再構築すること、
新しく出現する商業中心核への新規出店のチャンスを低廉なコストで地元還 元してやる気のある商店に参加していただく
というこの事業の主旨に賛同いただいた先輩の皆様やJCメンバーから、
約一億円の出資を頂き、いよいよ法人格を持って動き始めました。

当社が計画する商業施設は、現在建設中の横手SATY、テレトラック横手 に隣接する約3万平米を開発して約1万2千平米の建物を建設し、
大型店舗約5店舗、中小店舗約25店舗による、特化専門店連鎖形の核と
地元専科店の集合によるインモールで構成される新しいタイプのSCです。

両端に配置される核店舗の構成要素は、
SM、酒、ホームセンター、パソコン家電、書籍CDビデオ、スポーツ、
アウトドア、余暇関連、ジーンズカジュアル、ドラッグ
であり現在各方面と交渉・調整中です。

また中央部には、広場を囲んだインモールで形成される
新しい地元商店街ともいうべき地元専科店群があります。この構成要素は、
バラエティーショップ、個性的な専門店、情報交流・サービス店、
地元産品を提供する店、本格的レストラン・料理店、
展示・催事等の賃貸スペース、キャフェテリア型の飲食施設(IRA隣接)
などで検討しております。

今後大店法等の申請に伴い、説明会を開催して地元の皆様を中心に出店のお 誘いの情報を発信していく予定です。
詳しい内容については、電話にてお問い合わせ頂くようお願いいたします。
               (TEL 0182-33-0690吉沢まで)
レイアウト図(96年4月計画時) 周辺マップ(96年4月計画時)


ご意見はこちらまで→(株)アクト・ライズ 代表取締役社長 打川 敦